2014年11月23日

「GROUNDLESS」単行本化と影待蛍太さんという漫画家。

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無料版は本家HP、有料からは「パブー」で読んでたWEBコミックの「GROUNDLESS」が単行本化されていた。
やはり紙の本のほうが読みやすい。
話は何もかもを失った武器商人の未亡人が狙撃手としての生き方を選んだって話なんだけど、細かいこと抜きでとても面白い。
舞台は島国アストリア、人種差別、主権国と属国、伝染病「腸腐れ」、市民解放軍、島軍、各町の自警団、複雑すぎる事情のなかで登場人物が「いろいろな事情」をもって生きてる、その人物描写だけでも僕はおなか一杯になる。

作者の影待蛍太さんを知ったのには5,6年くらい前にみた2ちゃんのWEB漫画まとめで、そこの読み切りが病気退職してしばらく呆けてたときの気持ちとシンクロするところもあったんだけど、深くのめりこんでしまったんですね。
ホームページ:http://www.coldturbine.com/
無料漫画:http://www.coldturbine.com/manga_free.html

GROUNDLESSもそうなんだけど、影待蛍太という作家の描く「周囲との距離の取り方が下手な人間」とその「周囲」の感覚が、僕だけかもしれませんが、リアリティがあるんです。
特に眼が猫と同じで、猫と同じく夜行性で差別の対象になってる主人公を描いた「猫眼」、主人公と会社同僚の本音が交錯して実はすれ違っていたときの居心地の悪さは秀逸だと思った。
ネガな人間の気持ちの微細な部分を描くのがうまいな、と思ったのですよ。
猫眼:http://www.coldturbine.com/nekome01.html

P.S.GROUNDLESSは最初の方と最新話だけ無料でもみられます。
http://www.coldturbine.com/manga_ppv.html
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2014年11月01日

漫画「あさひなぐ」をおすすめしたい!

あさひなぐ 13(試し読みあり)
http://www.shogakukan.co.jp/comics/detail/_isbn_9784091865090

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あさひなぐ13巻読了。
あいもかわらず名セリフ満載だった。
さくらちゃん復帰の言葉がワナビー思想が蔓延してた世代の僕には印象的だった。
自分にとって大切な何か=自分が一番上手にできること、ではない。
結果はどうあれ続けられるかだ。
要は愛だ(恥)

この漫画はもっと知れわたってもいいと本当に思ってる。
適度に健康的で過激に走ることはない、力みすぎもしない。
だけど、「努力する」「強くなること」の厳しさとすばらしさを多彩な視点から具体性をもってここまで純粋にメッセージ化している漫画は僕は見たことがない。
「戦う」競技をしている人たちにこそおすすめしたい。
薙刀や剣道だけじゃない、強くなりたい、負けたくないと思ったときの気持ちはやはり共通すると思う。

ま、どんなに胸ときめく展開になっても、防具の匂いで台無しになるんですけどね!
特に篭手で!!(笑)
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2014年07月12日

統計学が最強の学問である

統計学が最強の学問である -
統計学が最強の学問である -

「統計学が最強の学問である」を読み終えた。
面白い。
統計学、やっておけばよかった。
たとえば問題があったとして、その対処をより早く解決する方法とコスト&パフォーマンス、そこから導き出された解の有効性など、初心者にじっくり教えてくれる。
科学・ビジネス・疫学・教育・心理学・経済学・人工知能・ゲーム脳(笑)、なんにでも使えるのは頷けた。
各統計手法についての項目はちと僕には難しかったけど、要点だけ抑えればOKだと思う。
実際に出た数字をフェアに扱うこと、わからないことだらけでも統計によって「(自分たちが)今は何をすべきか」が見えてくること、どんな妄言も統計で結果を出されたらかなわない、など。
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2012年12月22日

1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター (双葉文庫)

1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター (双葉文庫) [文庫] / 五十嵐 貴久 (著); 双葉社 (刊)

「1985年の奇跡」「2005年のロケットボーイズ」に続く、五十嵐貴久青春三部作の3つめ。

地下鉄サリン事件、関西大震災直後を社会背景に、家庭に問題を抱える主婦が自分を変えようとコンビニのパートをはじめたところからあれよあれよと・・・・・・なぜかおばさんたちでバンドをはじめることに、というお話。

平凡すぎる主人公。
オトコ遊びが大好きでやることなすことムチャクチャな幼馴染、かおり。
友達がいない、万引き常習犯の主婦、雪見。
化石のような70年代ロックおばさん、新子。

なんていうか、面子がすでに面倒くさい。
が、なんだか嫌いになれない人たち。
「1985年の奇跡」「2005年のロケットボーイズ」もそうだったけど、五十嵐貴久はどーしよーもないヤツが頑張る姿を描くのがとてもうまい。
ただおもしろおかしくするんじゃない。
ただかっこよく描くわけでもない。
転んでも立ち上がる。
転んでも立ち上がる。
泥だらけでも立ち上がる。
理由はそれぞれあるけれど、大切にしたいものをもって彼らはがむしゃらになる。
それは第三者からすればみっともないことかもしれないし、無駄なことなのかもしれない。
後ろ指をさされることもある。
でも、自分で自分を好きになれる、これほど幸せなことがあるだろうか?
通勤電車で私は本を読むが、思ってた以上に心を揺さぶられ、恥ずかしながら人前で涙が出そうになった。
舞台や映画になったそうだけど、僕はここでこの最高の感動をとどめておきたいと思う。
いや、ほんとにね・・・・・・マジになって何が悪い!と。
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2010年02月01日

夜は短し歩けよ乙女


夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

  • 作者: 森見 登美彦
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/12/25
  • メディア: 文庫




言い回しの面白さや、「おともだちパンチ」を懐にしのばせる「彼女」のかわいらしさが光ってるこの作品ではございますが、個人的には女性とどう接していいかわからない理系男子の不器用さに共感を覚えた作品。

頭でっかちでプライドだけが高いもんだから傷つくのが怖くて、彼女をつけまわして一言二言声をかわすだけをくり返す、そんな「外堀を埋める」程度のことを半年以上も続けて何もできないチキンっぷり。

そこまでストーカーみたいなことはしてませんが、同じく理系学生だった自分にも似たような覚えがございます。

最後の方の「さらば、外堀を埋めるだけの輝かしかった日々」(あってるかな?)には、女性と面と向かい合うときの童貞君のときめきと不安が混じったような青臭さが滲み出てて、なんだか懐かしい気持ちになりました。

個人的には1,2話がそれほど面白くなかったのですが、3話、4話から圧倒的に面白くなってきます。

登場人物のキャラクターがよーくわかってきたのもあるんでしょう。

出てくれば出てくるほど登場人物に味が出てくる感じがしたのは僕の気のせいでしょうか。(変人ばっかりですが)


ちなみに巻末の解説は、羽海野チカのイラストです。

「二足歩行ロボットのステップ」と「緋鯉」はやっぱりステキです。
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2009年08月07日

2005年のロケットボーイズ


2005年のロケットボーイズ (双葉文庫)

2005年のロケットボーイズ (双葉文庫)

  • 作者: 五十嵐 貴久
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2008/11/13
  • メディア: 文庫




試験前に交通事故にあい、文系のはずなのに工業高校に入ってしまった主人公カジシンは、学校をサボってパチスロをするか、屋上でタバコをふかして「つまんねえ」と101回目のため息をついちゃうようなダメ人間だ。
そんなダメダメな主人公に縦・横・奥行き10cmの小型衛星「キューブサット」を作れという学校からの(超消極的な)命令が下される。
まったく機械に興味がないカジシンは嫌々ながらも、退学の脅しと、おっぱいの誘惑に負けてついつい引き受けてしまう。
そこからおバカでカッコわるくて楽しくてちょっと泣けるお話が始まるわけです。

どこにもいそうなとことんダメなやつらが集まって、ぶつかったりわめいたりしながら大それたことをやりとげる。
そんな、わっかりやすい青春小説の型でできているがゆえに、ストレートに楽しめた。
わっかりやすいがゆえに極端にずれてるキャラクター達がさらに引き立ってたし、必死になってる間に彼らが少し成長していくのがストレートに伝わってきたと思う。
キューブサットを作る話だからといって技術の話はさわりだけで、むしろデコボコすぎるほどデコボコな仲間たちの繋がりがメインで話は進んでいくのでジャンルによるアレルギー等はあまり出ないと思う。
それとお話は主人公カジシンの視点で進んでいくんだけど、言い回しがとてもユニークで手数も多く飽きさせない。
とても2005年で17歳の少年とは思えないくらいプロレスネタやドラマネタを多用しているような気はするものの(笑)、なかには年頃の男の子ゆえの恥ずかしい話もあって共感を覚えてしまったり(あの頃に戻りてえなあ・・・)、読み進めれば読み進めるほどにこの主人公のことが好きになっていく自分がいた。(ノンケ的な意味でw)
そんなわけで450Pくらいのボリュームとはいえサクサク楽しく読めた。

マジメな話、高校生ぐらいって言うと、良くも悪くもちょっと大人びてきて冷めたフリしたりカッコつけたりするところがあるじゃないですか。
中身はガキのくせにね。
まあ、僕もそういう時期があったんですけど。
この物語に出てくる少年たちもうまく立ち回ろうとしたりそういうこずるいところがあったりするんだけど、キューブサットを作っていく中で、それはもちろんキツイことも多く楽しいだけじゃないんだけど、仲間としてやっていくなかでイビツなところがそぎ落とされて純粋にイキイキとしていく姿をみせられると、30越えたオッサンにはもうまぶしくて仕方がなかった。
「ごめんな、10代の頃の俺」みたいな気持ちにさせられたし、また、話を最後まで読めばわかるけど、そんな30越えたオッサンだってまだまだ頑張れるよ、って気持ちにもさせられた。
個人的にはもっと評価されてもいい一冊だと思う。
僕はコレをブックオフに売れない。










ちょっとしたネタバレだけど、

途中の幼馴染のドラゴンの
「僕はずっと傍観者だったからね。そのほうが楽だしカッコいい。そうだろ?だけど、どこかで一度くらい当事者になってみたいって思ってたんだな。自分でもわかんなかったけど」

と、最後の方の主人公ママの
「バカねえ、大先生。何の役にもたたないことを頑張ったからステキなんじゃないの。役に立つことや立派なことはね、誰にでもできるの。下らないこと、つまらないことに一生懸命になるから偉いんじゃないの」

この2つのセリフが僕の中では凄く重く響いた気がする。
まあどういう状況下でこの言葉が出てくるのかは自分でお確かめくださいな。
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2008年09月01日

十九歳の地図

今、十九歳の地図を読んでいる。

僕が生まれる前に発表された小説で、新聞配達員の少年のからまわりする鬱積を描いてる。

あんまりテレビとか目立つところではやらないけど、(僕の目に入る範囲で)通り魔殺人とか、未成年の犯罪とか起きるたびに「心の闇」とか「若者たちに何が起こってるんでしょうか!?」に対して「昔から屈折してる若者はそこらにいるもんだ」という引き合いによく使われてる・・・・・・よーに思う。

まあそんな本を某古本屋で買ったんだけど、思いっきり文章に線が引かれまくってた。

これを105円で売らないのはひどくないかい?BO●K-O●F?w

線の引き方の雑さを見るかぎり、線を引いたのは男なんだろう。

ちゃっかり線を引いたページの角は折ってある。

なにか文章を書くときの引用にでも使ったんだろうか?

やたらエグい表現、悪意に満ちた表現ばかりに線が引かれてる。

僕的にはお話の本旨はそこではないと思うのだが、まあそこは人それぞれ。

人の話はどうともとれる。
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2008年04月09日

納豆の快楽(小泉武夫)




読むと、ヨダレがでゅるでゅる出る本。

酒の肴のごとくチビリチビリと堪能すべき本。
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2008年02月09日

アキハバラ@DEEP




「ユイの人生相談専門サイト」に集まった弱者達

・吃音だけどキータッチは速いページ
・たまにフリーズするけど、絶対音感をもち独創的なミュージシャン、タイコ
・不潔・女性恐怖症で、シニカルなデザイナー、ボックス
・コスプレ喫茶で働きながらも、キャットファイトの絶対王者、アキラ(弱者なんだろうか?)
・アルビノの天才プログラマー兼ハッカーのイズム
・10年ひきこもってたけど、法律知識は豊富、ダルマ

ユイが急逝したことで集まり、お互いの弱点を認め埋めあってなにか始めようとした。

それが前代未聞のAI付検索ロボット「クルーク」の開発、オープン化だった。

そのクルークを巡る、彼らオタクたちの明るく誰も傷つかない奮闘を描く快作。

個人的には元の職業がIT関連の職業でフリーソフトも作ってるので、読んでニヤニヤしてしまう知識の宝庫でもあった。



石田衣良作品はたとえ「オタク」といってもいろんな種類があり、「オタク」という記号でキャラクターの人格を決定してしまわないし、ただ笑いものにしない、慰めものにしない。

オタクにだっていろいろある、それをわかってキャラクターを作っている。

気持ちのいいやつらはとても気持ちいい奴に、気持ちのよくないやつはとことん気持ち悪いやつに。

私は彼の本を読むと、いつもそこに感心する。


ちなみに

「だからさ、そんなの年寄りのいいそうなことだよ。なにもかもつまらないのは、時代のせいじゃない。自分のせいだ。座り込んで自分ではなにもつくらないやつは、最後には世界を憎むようになるんだ。すべてつまらない。みんな最低だ。全部商売だ。でも、自分の心が氷みたいに冷めてたら、世の中におもしろいものなんて、なにひとつないよ」

このアキラのセリフを自分と同類な人々に捧ぐ。

つまづいてたら、自分を無力に感じたら、取り巻く世界が憎いとか思ってたら、この本を読むといい。

力のある言葉にうちのめされるから。

私はこのアキラのセリフで、カウンターパンチをアゴの先っちょに当てられたかのようにうちのめされ、涙した。



弱者だって、戦士にかわるときがある。

不平不満をいってる暇があるなら戦え、自分なりのやりかたで。
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夜啼きの森




人間が抱える「いびつさ」を描いたホラーエンターテイメント、といったところだろうか。

昭和13年に起こった「津山30人殺し事件」をモデルに、岡山北部で起こった「33人殺傷事件」、それが起こるまでを事件の当事者ではなく、数人のほかの村人の目から描いている。

夜這いの風習がある村

そして村の中で凝縮された「濃い血」

抜け出せない、「村」という狭い世界

村八分の厳しさ

お互いがお互いの情報を有すことの不自由さ

そしてそんな村を見下ろす月と、囲む暗い森。


村社会に鬱積していたのは凶行を犯した「辰男」だけではない。

数人の視点から凶行が起こった村をみることで人間集団のもつやるせなさが浮かび上がってくる。

そして、最後、凶行に走り出す「辰男」。

その様は恐ろしいもののはずなのに、ここまで鬱積している村をみてきたせいか、読んでいる僕の心は弾んだ。

異形な格好で、疾走し、銃をぶっ放し、日本刀で切り捨てる。(ザ・バックホーンの「無限の荒野」が似合いそうだ)

そして猛犬が鎖を引き千切るように、鬱積している村を壊そうとした。

その姿が、血みどろではあるが、僕には颯爽としてみえた。

カタルシス。


もしかしたら岩井志麻子の話のなかでは一番わかりやすい作品なのかもしれない。

人間描写も簡素で、それでもディテールができているし、最後に大きなカタストロフィがあるためだ。

岩井志麻子に挑戦してみたい人がいたら、これから挑んでみるといいかもしれない。
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テレビゲームの神々―RPGを創った男たちの理想と夢




70年代後半〜80年代のコンピュータ事情って面白いと思う。

まだ一般化されておらず、パソコンでゲームをしようってもんならフロッピーディスクすらないので、専門の雑誌のプログラムソースを自分で打ち込んで作る必要があり、今ほど半導体技術も進んでおらず電気信号を保持できる量が極端に少なく、しかも部品も機械も滅茶苦茶高かった。

今のPCの普及率から考えると、苦笑いするしかないような制約だらけだ。

本旨からずれるけど、この限られた状況で最高のものを作ろうっていうギリギリ感が僕はとても好きだ。

作り上げられたものもかえって余計なものが精査されて機能的or美しいものが出来上がった事例も多い。


ほいで、本旨にもどるけど、インタビューしてやったのか本当に疑わしいところがあるけど(又聞きしたことをストーリーにしたような軽い感じを僕はうけた)、言うなりゃあ「ファミコンのプロジェクトX」みたいな本。

宮本茂、堀井雄二、中村光一、さくまあきらがどういういきさつでこの仕事に関係するようになって、どのようにして「ファミコン」というメモリやCPU速度に限度のあるハードで「深みのあるゲームを作り出していった」のか、そういったことの説明にスカスカな点があるものの軽快にかかれてて、まぁまぁおもしろかったとおもう。


最後に、なぜRPGに焦点をしぼってるかだけど、出版年の1994、この頃はRPGが全盛期だったからだと思う。

今はPS2などでは開発費がかかりすぎて、しかもRPGはボリュームもあるため、大手しか開発を行なわなくなった。

だけど、この頃はファミコンソフトにもいろんな企業が手を出していて、百花繚乱のごとく駄作・良作、いろんなRPGが生産されブームになってたからだ思うことを付け加えておく。


とりあえず、ゲーセンのアクションゲームを家でやることを前提にしてたファミコンで、「ドラゴンクエスト」を作るのはえらい大変だったってことだね。
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2008年02月04日

極め方のコツがわかる!総合格闘技入門




今まで見たなかで一番わかりやすい総合格闘技の説明本。

よく総合格闘技の本というと相手にダメージを与える技ばかりで、

・パンチやキックなどの打撃、

・タックルや投げ技などのテイクダウン技、

・一本を取れる絞め技や関節技、

そしてちょこっといろんな寝技のポジションの説明があるくらいなんだけど、

この本はでむしろその攻撃をなすために必要な過程の技となる、

『パスガードやスイープ』

についても、初心者にもわかりやすく説明してくれている。

これについて説明してる本、なかなかないです。

寝技になった際、下側は抑え込みを受けたくないし、できれば上側になりたいがために行動をする。

上側のほうも下側の防御をいなして攻撃できる形に持ってこなければならない。

総合格闘技の半分くらいはそのせめぎあいにしめられるんだけど、それゆえこの説明があったのはとても画期的。

ただ単に相手を攻撃する技をあげていく技のコレクション本でなく、ちゃんと試合の流れにそったシンプルな総合格闘技の説明本になっているのでとてもいい本になっている。

・「HERO'Sとかみてもわからない」という人、

・これから総合格闘技を習ってみようという人、

・そして寝技で攻めらしい攻めが見えないとすぐブーイングを飛ばすバカヤロウ

は見てください。

ハッキリ言って、へたすりゃ大怪我する試合に出てる選手に展開が進まないからってブーイング飛ばすやつぁ、俺は大嫌いです。

たしかにつまらん。

つまらんのもわかるがあれは神経戦だ。

しかもグーで殴るのもアリだから当人達は怖くて仕方ないだろう。

以前から寝技で膠着するのは、動くと決定打を食らうからとわかっていたんだけど、自分も柔術(グラップリングも)習ってなおさらそれがわかった。

裸一貫で戦ってんだ、そんな誇りある人たちをただ愚弄するのはやはり許されない。

とくに寝てしまった柔術黒帯レベルとやりあうと防戦一方だぜ、バカヤロウ!(今日もスパーで極められまくってきたorz)


あ、あと、ちなみに僕、コレ買ってません。

一部のパスガード以外、他の本で読んだり、ジムで習ってて知ってたので(--;)

ただ、まだ知らない人にオススメしたい。

知識本としても価値はあると思う。
posted by B.cos at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月03日

ゲルマニウムの夜―王国記〈1〉




好き嫌いがあるだろうなーと思わされるお話です。ちょっとでも世の中に対してシニカルな部分を持っている人にはオススメかもしれません。

僕は一角座で制作された映画のほうを先に見たのですが、映画は映画で凄くよかったのですが、原作のこの小説のほうがグイグイ引きこまれました。

文章のリズムもいいし(特に朧とモスカ神父の懺悔室でのシーン)、読者に視覚的イメージを沸かせるような表現が巧いんです。そして、暴力、性、宗教をからめたテーマを主題としているのにもかかわらず、それをいやらしく感じさせない。

ストーリーはそれほどドラマチックな展開をするわけではなく、むしろ主人公の「朧(ろう)」の独白が本の大半を占めているのですが、そこが僕には特に面白くて、とても面白い人と話しているような気持ちになりました。

正直なところ、「これだ!」とうまくこの作品を評価する言葉が見つからないのですが、僕は好きです、この作品。

この「ゲルマニウムの夜」をはじめとして、「王国記」シリーズはもう文庫では4まで出ているのですが、勢いで大人買いして全部買ってしまいました。続編では「朧」以外の人物の独白で書かれているものもあり、いろんな角度でこのお話の世界が見られて面白いですよ。


ちなみに作者の花村氏はこの作品を描くことを通して新しい倫理を作りたいと考えられているようです。
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暗いところで待ち合わせ




盲目の女性ミチルが一人暮らす家に、殺人事件の犯人として追われるアキヒロが逃げ込んだ。
アキヒロは彼女に気付かれないように、家の中で時間をやり過ごそうとするが・・・・

話の大筋はサスペンスなのですが、目の見えないミチルと、アキヒロが(会話をすることもないのに)徐々に打ち溶け合っていくさまが「ほろっ」とくるような、実はあたたかい話です。秋か冬に読みたくなる一冊です。
posted by B.cos at 01:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする