2008年02月02日

ファイト・クラブ




一言で言えば、一人の男が本当になりたかった自分を取り戻す、までの紆余曲折の話。

殴り合いやテロのシーンばかりが目立つが、実は社会のなかで生きることを問うている哲学的な作品。


ただアリのように働いて、ただ消費するだけのインポな高度資本主義社会。

それが蔓延してそうなアメリカという国からこの映画から、それを脱皮したいと願う人間達の映画が出たことが僕にはとても面白い。(かといって共産主義に傾倒するのではない、ただ生きることを実感したいだけなのだ)


男たちは殴りあう、何も持ってない自分の力を実感するために。

男たちは互いを称えあう、裸の自分達の力を誇りあうために。

男たちは石鹸爆弾を製造する、自分達をインポにしてきた社会を破壊するために。

男たちは爆破する、病んだ「生きてない」生活から社会を解放するために。



毎日つまらない仕事を働いて働いて、貯金貯めて、ボーナスもらって、働いたご褒美に自分に何かを買ってあげて、それだけで満足ですか?

違和感を感じたらこの映画、みることをオススメします。


・・・・・・とまあ、グチャグチャ語ってきたけど、滅多に見れないおもしろい映像だらけなのでそれだけでも結構楽しめますよ。

痛そうだからいやだ?

じゃあ、それを疑似体験する意味でも見てください(笑)

最近の日本もそうだけど、痛みをしらないからこそバカが増えて困ってます。

そういうバカが事件起こすからたまったもんじゃない・・・・・・ってもうレビューじゃないね、こりゃグチだ(笑)
posted by B.cos at 17:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月01日

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ




なぜこの映画をもっと早く見なかったんだろうと、激しく後悔している。

まず、主人公ヘドウィグの登場シーンのインパクトでスクリーンのあっちの世界に引きずり込まれる。

自分を「新たなベルリンの壁」と歌う。
男と女、西と東、自由と不自由、その境界に彼女はいると歌う。

この映画はほとんどヘドウィグが今まで受けてきた痛みの歌で成り立っている。
その象徴が整形手術の失敗で残った1インチの男の象徴、「アングリーインチ」。

痛みを叫べ!それでお前が幸せになれるなら!


もとがロングランされたロックミュージカルということもあってか、ライブシーンが独創的かつ、迫力満点に描かれ、グラムロックにのせたヘドウィグの痛み・悲しみ・運命、そして愛に焦がれる姿、それが胸の奥を熱くしてくれる。ときに切なく、ときに暴力的に、ときに可笑しく。どの歌もすごくよかった。


東ベルリンで育ったこと、性転換の失敗、ベルリンの壁の崩壊、恋人達の裏切り、愛した男に盗まれた歌、いろんな人や歴史的背景に傷つけられた彼女だが、痛みを抱えたままでも彼女は生きることの歩みを止めようとはしない。

終わり方が曖昧なところはあるけど、単純にヘドウィグというキャラクターが好きになれたら、それだけでこの映画は観る価値があったということになると思う。
posted by B.cos at 02:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

青春☆金属バット




たしかに地味だ。

たしかにこれで映画館が2000円とるのはボッタだと思う。

だけど、俺、この映画、大っっ好きだッッ!!


原作は知らないけど映画予告を見た時点で「これ、絶対、俺にはアタる」と思わされた。(まぁ主題歌が好きな野狐禅だったのもあったわけだが。元気の出る、いい歌だよ)


この作品の楽しみ方は3つある。

まずひとつ、二人の元野球少年。

一人は万年補欠で、ある日、自称「ベーブ・ルース」の爺さんの「究極のスウィング」を見せられて以来、10年経った今でも毎日かかさず1000本のスウィングを愚直に繰り返す、主人公バナンバ。

もう一人はバナンバと同じ野球部のエースピッチャーで甲子園に出たものの、連投のし過ぎで肘を痛めてから投げやりになり、そのまままったくやる気のない不良警官に成り下がった石岡。

輝けることもないまま「究極のスウィング」を夢見て地道に野球を続けるバナンバと、野球ですべてを放棄してしまった石岡、その対比と、その二人がラストで重なり喪いつつあった青春が甦る感動的なシーンを楽しむ。

これが一つ目。


二つ目は出てくるキャラクターすべてが、同情も愛着もわかないくらいダメ人間だってこと。

不良警官の石岡はもちろん、運送会社を辞めてコンビニでバイトしているバナンバも田中健もビックリなくらい不器用過ぎてダメだ。

そして、バナンバの人生を大きく変えたアル中のエイコもどうしようもなくダメで、傍若無人、反社会的で暴力的。車をみつけると必ず蹴る。

他にも自称「ベーブ・ルースの息子」、仕事中に立ち読みするくらいやる気のないコンビニ店員の女子高生、街のお偉いさんの息子でチンチンの写真を写メで撮られて同級生に金を貢がされてる高校生、寺島進演じるおバカな塗装工、性病にかかってることを彼氏と笑って話すコギャルとその情けない彼氏、み〜〜〜〜んなダメ人間。

リアル過ぎて笑っていいのかどうなのかわかんないくらい、ダメ人間たちが絡み合ってアホをやってる。

微笑ましいんだか、呆れるべきかw

それが二つ目。


三つ目はエイコを好きになったバナンバの、不器用なりの思いやりと、エイコの何気ない受け答えだったりする。

でね、このときのエイコ、というか坂井真紀が、今までの傍若無人なキャラを覆すくらいかわいいんだな。

ま、エイコと一緒にいたいがためにバナンバがやったことが金属バット強盗というのが超ダメダメなんだけど(笑)



で、映画の作りの話に関しては、すごくよく完結してできてる映画だと思う。

主題歌、ロケーションもバッチリあってるし、展開に余剰がない。

役者の演技もいい。

主人公の竹原ピストルも本職は歌手だけど、ちゃんとキャラをこなし、意外と朴訥とした男を演じ切れたと思う。

本業は歌手兼プロボクサーで役者じゃないのに、ラスト、バッターボックスに立ったときの、あの笑顔と演技はマジ神懸かってた。

そしてなによりも出てくる人物たちに、これは僕が彼らと同年代だからかもしれないけど、感情移入させてくれる作りになってるのが嬉しい。

「愛が最強」ばかりいってるような予算の高い映画なんかよりも、この低予算丸出しのこの映画のほうがひとごとじゃない大切なものを植えつけてくれるような、そんな感じが僕にはした。


『社交性はないが、未完成な愛があった』

これは製作者側のこの映画や、この映画に出てくるような同類への愛なんじゃないだろーか?
posted by B.cos at 02:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月15日

ミリオンダラー・ベイビー

レンタル半額デーに借りすぎた。
明日までに消化しないと。

で、今、『ミリオン・ダラー・ベイビー』。

31歳にして本格的にボクシングを始めた貧乏ウェイトレスと、8年間育てた弟子に逃げられた老トレーナーの話。

〜ボクシングは理屈じゃない
〜人は痛みを避けるが、ボクサーは痛みを受けるほうへうごく

〜相手と逆のことを考える
〜引いてから打つパンチの方が効くこともある
〜引きすぎると戦いにもならないが

〜パンチは強さじゃない
〜効かせることのほうが重要だ

やばい。
このセリフが初っ端にきた時点で今夜はもう眠れそうにねえ。

あと、ヒラリー・スワンクはいい女優だ。
他の映画で演じているのをみたけど、線は細いのに強さを感じさせる。


なんだかんだでボクシングのストーリーって好きだなあ。
posted by B.cos at 00:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月22日

青春☆金属バット

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=7107


たしかに地味だ。

たしかにこれで映画館が2000円とるのはボッタだと思う。

だけど、俺、この映画、大っっ好きだッッ!!



原作は知らないけど映画予告を見た時点で「これ、絶対、俺にはアタる」と思わされた。(まぁ主題歌が好きな野狐禅だったのもあったわけだが。元気の出る、いい歌だよ)


この作品の楽しみ方は3つある。

まずひとつ、二人の元野球少年。

一人は万年補欠で、ある日、自称「ベーブ・ルース」の爺さんの「究極のスウィング」を見せられて以来、10年経った今でも毎日かかさず1000本のスウィングを愚直に繰り返す、主人公バナンバ。

もう一人はバナンバと同じ野球部のエースピッチャーで甲子園に出たものの、連投のし過ぎで肘を痛めてから投げやりになり、そのまままったくやる気のない不良警官に成り下がった石岡。

輝けることもないまま「究極のスウィング」を夢見て地道に野球を続けるバナンバと、野球ですべてを放棄してしまった石岡、その対比と、その二人がラストで重なり喪いつつあった青春が甦る感動的なシーンを楽しむ。

これが一つ目。


二つ目は出てくるキャラクターすべてが、同情も愛着もわかないくらいダメ人間だってこと。

不良警官の石岡はもちろん、運送会社を辞めてコンビニでバイトしているバナンバも田中健もビックリなくらい不器用過ぎてダメだ。

そして、バナンバの人生を大きく変えたアル中のエイコもどうしようもなくダメで、傍若無人、反社会的で暴力的。車をみつけると必ず蹴る。

他にも自称「ベーブ・ルースの息子」、仕事中に立ち読みするくらいやる気のないコンビニ店員の女子高生、街のお偉いさんの息子でチンチンの写真を写メで撮られて同級生に金を貢がされてる高校生、寺島進演じるおバカな塗装工、性病にかかってることを彼氏と笑って話すコギャルとその情けない彼氏、み〜〜〜〜んなダメ人間。

リアル過ぎて笑っていいのかどうなのかわかんないくらい、ダメ人間たちが絡み合ってアホをやってる。

微笑ましいんだか、呆れるべきかw

それが二つ目。


三つ目はエイコを好きになったバナンバの、不器用なりの思いやりと、エイコの何気ない受け答えだったりする。

でね、このときのエイコ、というか坂井真紀が、今までの傍若無人なキャラを覆すくらいかわいいんだな。

ま、エイコと一緒にいたいがためにバナンバがやったことが金属バット強盗というのが超ダメダメなんだけど(笑)



で、映画の作りの話に関しては、すごくよく完結してできてる映画だと思う。

主題歌、ロケーションもバッチリあってるし、展開に余剰がない。

役者の演技もいい。

主人公の竹原ピストルも本職は歌手だけど、ちゃんとキャラをこなし、最後にいい笑顔をみせてくれた。

バッターボックスに立ったときの、あの笑顔と演技は意外と神懸かってた。

そしてなによりも出てくる人物たちに、これは僕が彼らと同年代だからかもしれないけど、感情移入させてくれる作りになってるのが嬉しい。

「愛が最強」ばかりいってるような予算の高い映画なんかよりも、この低予算丸出しのこの映画のほうがひとごとじゃない大切なものを植えつけてくれるような、そんな感じが僕にはした。


『社交性はないが、未完成な愛があった』

これは製作者側のこの映画や、この映画に出てくるような同類への愛なんじゃないだろーか?


ま〜〜〜、俺もその一人かもね。
posted by B.cos at 01:57| Comment(1) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月04日

フラガールは泣ける!

http://www.hula-girl.jp/index2.html

用事があって泊まりに来た後輩の案で、映画の「フラガール」を見に行く。井筒監督が☆3つをつけた稀有な作品と聞いていたんだけど、思っていた以上にいい映画で本当に得した。まさに笑いあり涙ありの一流エンターテイメントだった。
後半は本当に泣けて泣けて仕方がなかった。クライマックスもおすぎ並みのコメントが出そうなくらい感動した。そりゃあ、井筒さんも☆3つ出すわ(TT;)

フラガールは、いわき市の常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)の誕生を支えた人々の奇跡の実話、という日本国内では珍しくうまくいった村おこしを描いているんだけど、凝り固まった旧体制の中から新しい可能性を生み出すことの難しさ、という普遍的なテーマも示している。
価値観が固まってしまったコミュニティの中では、新しいことは真っ先に反対される。人のためによかれと思ってやったことでも叩かれる。炭鉱が閉山寸前の切迫した状況ならなおさらだ。それは実際、ただの不理解や好き嫌いから来るものではあるけど、この物語はその新しい可能性を人々が理解しあっていくかを心を揺さぶるようにうまく描いている。
そういった意味でも戦後の日本、昭和40年、炭鉱の町いわき市という設定もその感動を描くのに役立っていたように思った。(変化を受け入れまくっている今の時代設定ではここまで面白い話をかけなかったかもしれない)

役者もかなりいい人を集めていて、どのキャラクターも味わい深く演出されていて魅力的だった。とくに主演の松雪泰子と、メインダンサー(蒼井優)の兄役の豊川悦司、ハワイアンセンター社長役の岸辺一徳が味わい深かった。蒼井優とシズちゃんばかりが注目されがちだけど、この三人の演技に拍手を送りたい。(蒼井優もシズちゃんもかなり熱い演技していたんだけど。他の共演者ももちろんそう)


本当におすすめ!
本当にいろんな人に見てほしい作品!

コレを見てしまったら、スパリゾートハワイアンズで泳ぎに夢中になって、フラダンスの公演を見逃すなんて罰当たりなことはできなくなる!
・・・・・・てなわけで、今まで見なくてごめんなさい!

追伸:
蒼井優より早苗役の徳永えりのほうが僕はかわいいと思った。
posted by B.cos at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月21日

「サイレントビル」とかくと、寡黙なマッチョマンをイメージしてしまう。

映画の「サイレントヒル」を見てきた。

http://www.silenthill.jp/main.html
http://www.konami.jp/gs/game/silenthill/(原作はこちら)

まず、映画制作側が本当にゲームの原作を本当に好きだということがビシビシ伝わってきた。

途中、展開が「??」となる部分は少々あったものの、ゲームの1〜3のテイストを巧く盛り込んでいて原作の世界観を忠実に再現していて、原作ファンとしては満点に近い。
(ゆえに原作を知らない人にはもしかしたら辛いかもしれない。ただ、原作を知らなくても映画の宣伝をみて、白い世界と赤黒い世界の雰囲気が好きになれそうな人にはオススメします)

また、2時間の上映で間延びすることもなく恐怖の世界にのめり込めたのもグッド。漫画の原作モノ映画とかだと、2時間の長さにしようとして間延びする映画が多いんだけど、そうならなくてよかったw


それで、「サイレントヒル」というとグロ描写なんだけど、も〜・・・・・・

「ブラボーーッッ!! b(T-T)」

・・・・・・と泣き叫んでしまうくらい、派手かつ痛快なグロい場面の大洪水。1時間半以上そんなのを見せられて、ラストで「アレ」だもんなぁ。ここ数年見たホラーの中では一番派手なスプラッターシーンだったと思う。
ま、それは見てのお楽しみということでw
でもまあ、グロだけど、何気にカッコイイと思うんだよなぁ。サイレントヒルの世界は。


「2」で出てきた大鉈をひきずっている大男「三角頭」と、マネキンライクな看護婦のクリーチャーが登場すると、頭の中はもお〜お祭り状態!ワッショイ!ワッショイ!
彼らは怖いとか気味が悪いというよりも、僕の中ではとてもカッコイイのだ!怖カッコイイ、とでもいうべきかな!
特に「三角頭」は大鉈を引きずっている姿が雄々しくてたまらん! 映画の中では「すっごいこと」をやらかしてくれるんだけど、ま、これも見てのお楽しみということでw


最後に、オープニングとエンドロールでゲームで使用された音楽を使ったのもファンにとっては憎い演出だった。(エンディングで使われた「3」のテーマ曲はソウルフルで本当にカッコイイ。僕は大好き)

そのあとの、エンディングにとってつけられた土屋アンナの歌はいれないほうがよかったんじゃないかなあ。映画の主旨と相容れていなかったし。
たしかにソフトとして「売る」には今ひとつ足りない感は否めないけど、まったく関係のない人気者を利用して売ろうというのはよくない。日本の映画の売り方のそういうところが僕は気に食わないなぁ(汗)
posted by B.cos at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月03日

バタフライ・エフェクトをみました。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000AM6R00/qid=1141394329/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/249-7697940-6066738

素直に「見れる」映画でした。

主人公は日記を見ることで過去に戻って人生をやり直すことができる能力を持った青年。
自殺してしまった初恋の女の子を救おうとして何度も過去にもどって未来を変えようとしますが、いつもその試みは予想していなかった悲劇にたどり着いてしまう。最終的に彼が選択した結果は・・・コレは見てのお楽しみです♪

2時間クラスの映画になると大体間延びしちゃってだれちゃうんですけど、きっちり集中してぶっ通しで見れました。これも主人公がやり直した過去のそれぞれがダイナミックな展開をしていたからでしょう。冒頭の主人公の幼少時代にたくさんの謎が出てくるのですが、その謎が徐々に明らかにされていくのが面白かったです。

特典で2つの別のエンディングがありましたが、僕は劇場で公開されたエンディングの方が好きです。別エンディングの2つは潔くないし、整合性が取れないので。やはり劇場公開のほうが主人公の愛の深さを感じ取れてよかったと思います。
posted by B.cos at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする